無形文化財 西ノ内紙 紙のさと

紙のさとについて

紙のさとは1970年から、茨城県常陸大宮市舟生に店舗を構え、手漉き西ノ内紙専門店として営業しております。上質な「那須楮」と、奥久慈の清らかな水により漉き出される西ノ内紙。これまで以上に紙質の向上に努めるとともに、より生活の中に和紙の柔らかな風合い、素材感を取り入れるための室内装飾品、雑貨、小物等制作、販売しております。

GALLERY

西ノ内紙ができるまで

楮を育て、収穫した楮を蒸したのち皮をはぎ、様々な行程を経て繊維状態にしたものが和紙の原料になります。上質な和紙づくりには紙漉きまでの準備がとても重要です。350年の歴史をもつ西ノ内紙ができるまでのプロセスをごく簡単に紹介していきます。
  • 1.和紙の原料となる楮(こうぞ)の中でも優良な那須楮を自家栽培。

    1.和紙の原料となる楮(こうぞ)の中でも優良な那須楮を自家栽培。

  • 2.収穫した後、楮の皮をはぎ、清らかな水に漬け柔らかくする。

    2.収穫した後、楮の皮をはぎ、清らかな水に漬け柔らかくする。

  • 3.繊維のキズやフシなどの不純物を一本ずつ手作業で取り除く。

    3.繊維のキズやフシなどの不純物を一本ずつ手作業で取り除く。

  • 4.繊維を綿のようになるまで叩きほぐし原料が完成。

    4.繊維を綿のようになるまで叩きほぐし原料が完成。

  • 5.水で溶いた楮にトロロアオイを混ぜ、簀桁(すけた)で漉く。

    5.水で溶いた楮にトロロアオイを混ぜ、簀桁(すけた)で漉く。

  • 6.漉き簀を表裏交互に使い、均一な厚さの和紙を重ねていく。

    6.漉き簀を表裏交互に使い、均一な厚さの和紙を重ねていく。

  • 7.漉き上げた和紙は脱水し、刷毛で一枚ずつ板に貼り付ける。

    7.漉き上げた和紙は脱水し、刷毛で一枚ずつ板に貼り付ける。

  • 8.椿天日干しまたは加熱乾燥して完成。

    8.天日干しまたは加熱乾燥して完成。

すき絵体験

すき絵体験

すき絵は「和紙」上に染めた「繊維」をのせて描く絵です。色紙大の枠の中に、色付けした和紙の原料を針金のついた棒やスポイトを使い台紙の上にのせていきます。やさしい手触りと風合いの西ノ内紙をご自身の手でアートにしてみませんか?小さなお子様から大人まで気軽に体験できます。

  • 料金/1,500円(消費税込み)※要予約
  • 所用時間/約2時間
    ※完成したすき絵は乾燥させてから後日郵送いたします。

ご案内・お問合わせ

紙のさとでは、和紙のサンプル発送からオリジナルの和紙制作まで幅広くご対応いたします。以下までお気軽にお問合わせください。R6年8月20日リニューアルいたしました。西ノ歴史や歴史や出来るまでを展示いたしました。漉き絵体験で使う台紙を漉くことも出来ます。(ご予約の際にご相談下さい。)
  • 〒319-3107
    茨城県常陸大宮市舟生90

    TEL/0295-57-2252 FAX/0295-57-6885

    e-Mail/kaminosato@spice.ocn.ne.jp

    営業時間/9:00~17:30

    定休日/毎週水・木曜日(祝祭日の場合は営業)および年末年始